読書感想文の会


夏休みの宿題の要領で、普段よりじっくり本を読み、ある程度まとまった長さの文章を書く、それで、夏が終わった時にちょっとでも何かを達成した気分になろうという企画です。一緒に取り組んでくださる方を募集しています!

 

期限: 2022831

課題図書: 特になし。適宜下記のおすすめ/読むつもり図書を参考に各自で読む本を決める。

文字数: 400字以上

媒体: 原稿用紙でもスマホのメモでも、noteでもなんでもOK。公表しなくてもOK。ブログ等に掲載する場合は #読書感想文の会 をつけていただけると、お互いに読み合えていいかなと思います。

エントリー方法: 特に参加表明していただく必要はありませんが、参加するつもりの方はもし良かったらこの記事にスターをつけていただければ幸いです!また、おすすめ/読むつもり図書があれば教えてください。達成報告、その他お問合わせも含めて、以下のメールアドレスにご連絡ください。

mail: yunovation@gmail.com

現段階で、私が感想文を取り上げて紹介するとか、参加者どうしで感想文の感想を言い合うとかは考えていません。あくまでも各々で読書&感想文書きに取り組んで、各々でこっそり互いの感想文を読み合う、的な(こっそりじゃなくていいんだけど)計画です。

そもそもこれ、私自身ちゃんと達成できるのかな?って感じです...皆さんも気負わず、できたらくらいの感じで!大人だからやらなくてもだれも怒らないし。

 

⭐︎エントリーメンバーのおすすめ/読むつもり図書

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2022.04-06の読書

平日は毎日行き2時間、帰り2時間の計4時間かけて通勤をしている。このことを人に言うと大体引かれるし、自分でもドン引いています。唯一良いことはたくさん本が読めることで、自分は読書が目的になってしまう(家とか図書館でじっくり読書)とむしろ読み進みにくいタイプなので、通勤のついでに読むという形ができて嬉しいです。とはいえ、5月の半ばごろからは資格試験の勉強を始めてそっちばっかりになってしまい、全然読めていませんでした。肝心の資格も受け終わったが受かっているか怪しい。

 

わたしがいなかった街で | 柴崎 友香 |本 | 通販 | Amazon

この主人公は東京に生活しているのだが、やっぱり大阪や京都でぶらぶら遊ぶ描写が出てきて、はやくも懐かしすぎて胸が苦しくなった。久しぶりに地元で遊んで、かつての仲間が残っていないことに気づく描写がある。主人公は30台半ばだから、あと10年後、私が大阪に行って、まだ遊べる居場所があるか。全くの「お客さん」になってしまうのかな?ニートの友達の中井、大阪の明るいところを煮詰めたみたいなフランクさが良かった。

 

じぶん・この不思議な存在 (講談社現代新書) | 鷲田 清一 |本 | 通販 | Amazon

高校時代に結構影響を受けた鷲田先生(元阪大総長)の本、久しぶりに読み直したら当時と受け止め方が違うというか、刺さる部分が変わっていたのが面白かった。ここ近年、人と関わる際に「会話はセッション」(言葉にするとだいぶダサい、しかも結構既視感があるフレーズ)ということを心に置いている。これは会話する時に相手のリズム(テンション、テンポ、トーン、ムード等)をよく見て、適宜合わせることだったり、自分だけが、相手だけが喋りすぎないように気を付けるという、言ってしまえば会話の基本ルールみたいなのを自分の中で楽器のセッションに例えるとやりやすいなということなんだけど、時折こちらが揺さぶっても相手のリズムが変わらないように感じたり(逆も然り)、完全な「伴奏者」になっているなと感じることがある(逆も然り)。そういう会話の違和感、気持ち悪さは鷲田先生の言うところの「他者のなかに位置を占めていない不安」の一種なのかなと思う。自他は相互補完的であること、自分が相手に与えた効果によって自分が何者か教えられるということ、会話って何気なくてもそれが結構ダイナミックにわかる行為かもしれない。

 

さみしくなったら名前を呼んで (幻冬舎文庫) | 山内 マリコ |本 | 通販 | Amazon

山内さんの描くトガってる女性が好き。今が気にいらない、私にはもっとできる気がする、何者かになりたい、新しいことを体験したい、この町を出たい、東京に行きたい。自分にもこんなときがあったし、こういうトガりを無くしたくないと思った。

 

ワーカーズ・ダイジェスト | 津村 記久子 |本 | 通販 | Amazon

なんと話の最後に印象的なかたちで鍵盤ハーモニカが登場する、鍵盤ハーモニカ小説だった。

自分の中で相手と会話しているみたいに、あの人だったらどうするかな、なんて言うだろうって考える時間、尊い

 

坂の途中の家 | 角田光代 |本 | 通販 | Amazon

自分でも気づかないうちに抑圧されていること、相手に忖度して機嫌を伺って動いてしまうこと、本当は対等な関係でないことは、第三者には見えづらい。当人しかわからないその緊張感がすごく伝わってきて、終始角田さんすげ~と思っていた。公判が進むにつれて、それぞれの関係者の証言によって被告に対する見方が変わっていくのが楽しかった。

 

困ってるひと | 大野 更紗 |本 | 通販 | Amazon

これも高校時代によく読んでいた本。自助自立も相互扶助も結構だが、周囲に負担をかけず円滑にやっていくためにも、せめて難病患者には必要十分の公的な支援があって欲しいと思った。

 

ファミリー・レス (角川文庫) | 奥田 亜希子 |本 | 通販 | Amazon

大好きな本の読み直し。短編なんだけどそれぞれの話が少しずつオーバーラップしていて、各話ごとに登場人物の全く違う面がみえてくるのが面白い。

 

あと課題図書を自分で決めて8月中に読書感想文を書くっていう、読書感想文の会をやりたい。誰かやりませんか?

2022.01-03の読書

・月はすごい-資源・開発・移住 (中公新書) | 佐伯 和人 |本 | 通販 | Amazon

月の地理、環境、最新の月探査の発見など。月の岩石は地球と似ているが、チタンが豊富なのが特徴的。将来人間が月で暮らしていくにはどのように資源・エネルギーを調達するかという話が面白い。

 
友達のおすすめ本。英語で書いて和訳したような、簡潔ですっきりとした文章だった。本当にそうやって書いてるのかも?これを読んで行った気分になるのは傲慢すぎるけど、筆者が感じたその国の風景や、空気が鮮やかに伝わってくる。アフリカには将来の計画や貯蓄はないけど、助け合って生きていけるという、いわゆる「その日ぐらし」の価値観が根付いているらしい。なかなか理解しがたいところもあるけど、その文化の中で暮らせば身につくものなのかな?いずれにせよ先進国がズカズカ立ち入って否定していいものではない。記録に残らなくても、他人に評価されなくても、目の前の人を助けるってことをきちんとしようと思った。
 

年明けのEテレ特番「100分deパンデミック」で栗原康さんが出演しているのをみかけ、この番組がすごく面白かったので、以前読みかけになっていたこの本を読み直した。

伊藤野枝という方は、めちゃくちゃなことをやっているように見えるが、「青鞜」をはじめとした雑誌で発表される彼女の主張はどれもすっきりとしていて、理にかなっていて力強い。本当に文章が上手い人だなと思った。特にフェミニズムの部分において、彼女のような女性が声を上げて戦ってきたからこそ今の女性の地位があると思うと同時に、結婚制度における女性の奴隷根性みたいなものは、今でも依然として深く根付いていて全然解決されていないように思う。筆者が野枝を好きすぎてグルーヴが出ているので、大正時代の堅い文章も引用されるが全体的に読みやすい。めちゃおすすめ本

 

終始じっとりと暗い感じ。脳の記憶が精神科医によって書き換えられまくって、HDDみたいだなと思った。

 

・「利他」とは何か | 伊藤亜紗他

伊藤さんの、よき利他とは、予想外の出来事に開かれていて、自分が変わる余地がある状態だという話が良かった。

 

・自転しながら公転する|山本文緒|新潮社

誰もが直面するような問い、どうしようもない問題に対して、回り道をしながらも主人公なりの答えを出すまでが丁寧に描かれていた。終盤の災害ボランティアに行くところが良い。自分が結局自分のためにしか時間もお金も使っていないことにハッとして、利他的に動こうとするものの、慣れないから空回りしたり失敗したりしてしまうところに共感する。山本さんは隠したくなるような情けない感情を書くのが上手いなと思った。

 

特に"貴族"の華子ちゃんの生まれと暮らしぶりが固有名詞もたっぷりでリアルに描かれていて、読んでいて楽しかった。女性同士の連帯について、現実ではこんなにはっきりと口に出して、プラスのベクトルをもって行動していくのは難しいけど、でも私の身の回りにもささやかな勇気をくれるような連帯の種はたくさんあるので、それを育てていきたいなと思った。あと富裕層めっちゃホテル行くなと思った。お茶もお食事も結婚式もホテルで、ホテル以外の選択肢なさすぎねという感じ!

 

・となりのイスラム|内藤正典|ミシマ社

本来イスラム教は、人々が平等に争うことなく暮らせるよう合理的に作られた福祉システムのような面が強いのだなと感じた。イスラム教に限らず、無意識のうちに西欧の視点を経由してものごとを見てしまっていることに意識的になる必要がある。

 

 

 
 
 

2021よかった本

 コロナの影響で、学会で遠くに出かけたり海外研修に行ったりして学校のお金を使うチャンスが全滅し、しかし修了までにできるだけ学費の元をとりたい(単純に授業をとれって話)という思いから、2021年はたくさん大学の図書館の本を借りるようにした。結果として、例年より多く本を読めたので、特によかった本を振り返ります。こういうのは年が明ける前にやるものですが...

 

Amazon.co.jp: 羽田圭介、クルマを買う (WPB eBooks) eBook : 羽田圭介: 本

車の会社に行くことになり、けど車のこと全然知らないので、まずは読み慣れている羽田さんの本なら...と思って読んだ。羽田さんが数々のディーラーをめぐり何台も試乗を経て車を買う。大きな展開があるわけじゃないけど、人が悩みながらものを選ぶときの頭の中が覗けたみたいで面白かった。自転車でディーラー行くのとか、アポ無しで試乗しまくるのとか、羽田さんの臆せず大胆な行動できるところが好き。

 

「その日暮らし」の人類学 もう一つの資本主義経済 (光文社新書) | 小川 さやか |本 | 通販 | Amazon

下からのグローバル化=効率化のために労働者を切り捨てず無数の雇用を生み出す、知識や技能を独占せずに共有する、経済が水平なネットワークで動く

常に計画を立てて将来のために今を消費するような生き方は、日本のように整えられた社会だからこそできることで、でも確かにやりたいことをやりたい時にやる、という気持ちを制限している部分があるから、この生き方に縛られなくてもいいのかなと思った。Living for Todayの考え方はアナキズムとも繋がるかもと思った。

 

ポトスライムの舟 (講談社文庫) | 津村 記久子 |本 | 通販 | Amazon

鬱屈とした日常を抜け出すための作戦が毎日を続けていく原動力になる。けど、日常に向き合うことをもう少し続けてみようかな、と思うような出来事もある。私も含めて多くの人の暮らしがこういうことの繰り返しだと思う。津村さんの本はどれも好きだけど、この本はとくに勇気をくれて好きな作品だった。ポトスライムの描写を始めとして全体的にさわやかな印象がある。主人公の周りの女性たちが素敵!こんな友達が欲しいな

 

くらしのアナキズム | 松村圭一郎 |本 | 通販 | Amazon

"いまアナキズムを考えることは、どうしたら身の回りの問題を自分たちで解決できるのか、そのためになにが必要か考えることでもある。"

2021は政治について考えることも多かったが、為政者を監視する、選挙に行く、くらいが具体的に政治に関わる手段とされていて、でもそれだけじゃなくてもっとあるよな、と思っていたのでこの本に納得する部分が多かった。国という大きなシステムを変えようとするだけでなく、自分の身の回りの問題にできるだけ自分で対処するという意味でアナキストでありたいと思った。でも一方で伊藤野枝みたいなバチバチアナキストもかっこいいよネ!

 

以下の3冊は2021キタカガヤフリーで勝手にやらせていただいた「おすすめ大阪本3選のコーナー」でも紹介しました。

大阪 | 岸 政彦, 柴崎 友香 |本 | 通販 | Amazon

外から大阪に来た岸さんと大阪で育った柴崎さんの交互のエッセイ。柴崎さんも書いているように、自分が大阪(全く縁のない土地)に住んでみて良かったのは、自分の地元と同じような人がいて、同じような日常があるということをちゃんと知れたことだと思う。

 

仲野教授の そろそろ大阪の話をしよう (ちいさいミシマ社) | 仲野 徹 |本 | 通販 | Amazon

医学部の仲野教授の本。生命科学図書館で借りた。地理、文化、歴史、あらゆる方向から大阪を考えることができて楽しい。が、ゆるい対談で、主観的なイメージから語る部分も多いのであまり全部を真に受けなくてもよさそう。大大阪時代の関一の都市計画の話、大阪のおばちゃんはある種の女性解放だという話、関西私鉄をつかむキーワードの話が面白かった。

あと仲野先生総長選落ちてしまって残念!いつか総長になってほしいです。

 

すごいぞ! 私鉄王国・関西 | 黒田一樹 |本 | 通販 | Amazon

上の本を読んで買った。確かに関西の私鉄はそれぞれに個性があって面白いな~と思う。

発車案内機や発車時のアナウンスなど、鉄道を好きな人が注目しているディテールが分かるので、いつも何気なく乗っている各私鉄のみかたがちょっと変わって面白い

 

あと、本屋にもよく行くようになったが、ビジネス本、自己啓発本、料理の本、あとは文庫の小説ばっかりだな〜と思うことが多い。本は読めば読むほど本屋から読みたい本がなくなるのかもしれない。需要に合わせて入荷してるだけだからしょうがないけど、でも地元の浦和の本屋には、チェーン店ながら手書きのポップがたくさんあって陳列が工夫されてたり、まんべんなく幅広いジャンルの本が置いてあって、そういう本屋さんを応援するためにも、これからできるだけ書店で本を買いたいなと思った、社会人になるし。amazonのリンクばっかり貼ってしまいましたが...

 

gosig golden

 IKEAの家具付き物件の販促のために、もともとただのサメのぬいぐるみだった”BLÅHAJ”が、エージェントとしていきなり着ぐるみになって動き出し、twitterで喋り始めた*1。期間限定らしいのでいつまで続くかわからないけど。それで、私が溺愛しているgosig golden(IKEAで売っている、ゴールデンレトリーバーのぬいぐるみ)で同じことが起こったらだいぶ辛いな!と思った。

 うちにはてん、わん、らくという3匹のgosig goldenがいて(厳密にはうちと、実家とばあちゃん家に一匹ずつ)、ペットというか、家族だと思っているし、それぞれちょっとずつ性格が違うと思っている(という設定にして接している)。ただこんなふうにわんこ狂いなのは私だけでなくて、SNSで"gosig golden"で検索すると、私でもドン引くくらい色々な服を着せ替えて、ペットor家族のようにどこにでもわんこを連れて行く世界中の飼い主(持ち主)の姿が見られる。

 なぜこんなに飼い主がgosig goldenを溺愛してしまうのかって、ふわふわで姿がとても愛くるしいからなのですが、そもそもなんのキャラクターでもないことがポイントなんだろうと思った。あらかじめこの犬の性格もプロフィールも設定されることがなく、売り場ではただ”ソフトトイ”として大量のわんこが無造作に積み上げられているからこそ、購入された後に各家庭で微妙な縫製のされ方や手触りの違いから性格が設定されて、一緒に過ごすうちに一匹一匹代替不可能な個体になっていく。

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無造作に積み上げられるgosig golden

 一方でたとえばミッキーマウスの場合はそうはいかないだろうなと思う。ミッキーは”ミッキーマウス"としての人格を持っていて、特有の動きや喋り方やストーリーがある。その場合にはミッキーマウスのぬいぐるみというのは、動かないし喋らない、単に"キャラクターとしてのミッキーマウス"の下位互換のコピー品ということになってしまうし、既に固定されたミッキーの人格というものがあるわけだから、一つ一つオリジナルな個体として認識することが難しいのではないかと思う(本家全無視でオリジナルの人格を設定して愛でている人も沢山いると思うけど!)。で、オリジナルな個体じゃないものに対して家族のように愛着を持つのは多分難しい。それに派生する話としてダッフィーやシェリーメイは誕生したときのストーリーを持っているし、着ぐるみとなって動きはするけれど、あくまで最初から”ぬいぐるみ”だからこそあんなに売れて各家庭で可愛がられたのかもしれない。

 だから、結論としてはこれまでと同じように各家庭で唯一無二の家族としてわんこを可愛がるために、IKEA側にはなるべくgosig goldenをキャラクター化しないでほしいわけ。よろしくお願いします!

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てんとわん

 

 

10/31

 好きだった千里中央の純喫茶ニューブラジルが閉店して、チキン屋になるらしい。純粋に悲しいし、2021年の大阪っぽい出来事だなと思った。ニューブラジルは48年間営業していたらしい。次にできるチキン屋はどれだけ続くだろう。

 好きだったからといって、定期的に通って店の存続を応援していたかと言われるとそうではない。最後に入ったのはたぶん3年前くらいで、そこで食べたパフェやコーヒーは美味しかったけど、おそらく常連のおじさんたちが吸う煙草の副流煙がもくもく(純喫茶あるある)なのが嫌だったのと、チェーン系カフェと比べたら居心地含め割高だったことなどから、積極的に入ろうとしなかった。結局「好きだった」といっても通りかかるたびに「純喫茶がある街って、いいな♪」的に外見を愛でていただけの部分が大きい。景観は守りたいけど、機能としては他と比べてベストじゃない(自分には合わない)ようなもの、自分にはどうしようもないのか

11/11

 最近は就活の分野でも女子学生のためのなんちゃらという冊子を配られたりイベントに声をかけられたりするようになり、本日は大学主催の理系女子学生のみの企業との交流会があった。

多様性を保つためにポジティブアクション的に入れてもらうこと、時代的には正しいことなんだろうけど、ときおり、自分はお情けで仲間にいれてもらっているだけで、本来満たすべき基準値に達していないのかもしれないと思ってヒヤっとする。そんな考えが頭をよぎらなくなるくらいとりあえずはいろいろ頑張って自信を持てるようになりたい。